視覚障害のある方は、インターネット上のテキストや電子文書などの情報を、スクリーンリーダーをはじめとする読み上げソフトを使い、受け取っています。
しかし、政府や自治体から発信される情報はPDFファイルで提供されることが多く、ソフトによっては音声読み上げに対応していない場合もあります。また、弱視や色覚多様性などロービジョンの方は、低コントラストや文字が小さいなど、デザインによって情報を認識するのが難しくなることがあります。
インターネットなどでの情報発信においては、テキスト情報のアクセシビリティを担保するために、以下のポイントに可能な限り配慮したコンテンツを作成していただけると幸いです。
- 紙などでの情報提供だけでなく、Web(HTML)や音声での情報提供と、その際のアクセシビリティ品質を満たす文書の作成
アクセシブルな文書を自分で作成することが難しい場合も、アクセシビリティが担保されたプラットフォームに文書を投稿することで、視覚障害等がある方に読みやすいウェブコンテンツを制作することができます。
(例)Amebaブログのアクセシビリティガイドライン(外部リンク)
より詳しく知りたい方は、以下のウェブアクセシビリティに関するガイドラインをご参照ください。
ウェブアクセシビリティ基盤委員会 ガイドライン(外部リンク)
- アクセシブルなPDFの作成
PDFファイルを作成するときも、アクセシブルな文書を作成・保存する方法があります。
以下、参考リンク
ウェブアクセシビリティ基盤委員会|PDFについてのQ&A(外部リンク)
- 文字の大きさを適切にする
文字サイズは18pt以上もしくは14pt以上の太字が望ましいとされています。
- 色のコントラストに注意する
色覚多様性による見え方はさまざまであるため、すべての人の見え方に網羅的に対応できる基準はありませんが、一般的には、コントラスト比4.5:1 以上を担保したほうがよいとされています。
以下、参考リンク
W3C コントラスト (最低限): 達成基準 1.4.3 を理解する(外部リンク)
W3C コントラスト(高度): 達成基準 1.4.6 を理解する(外部リンク)
当サイト「スワローポケット」では、感染症をはじめとする暮らしのさまざまな困り事とサポート情報を掲載しています。視覚障害などのある方が身近におられる場合は、このサイトをご紹介ください。
※記事とは一部内容が異なります