新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するニュースの中から、生活に役立つものを紹介します。
花粉症と新型コロナウイルス、見分け方と対策は
まもなく花粉が多く飛ぶ時期 コロナ禍でどう対応?
(NHKニュース/2021年2月7日)
花粉症とコロナ、見分け方と注意のポイント 似た症状も
(朝日新聞デジタル/2021年2月7日)
花粉シーズン、目をこすると感染リスク…換気にも工夫必要
(読売新聞オンライン/2021年2月7日)
新型コロナウイルス感染症の目に関する情報について
(日本眼科学会)
2021年 春の花粉飛散予測
(日本気象協会/第3報)
2月上旬から一部地域でスギ花粉の飛散が始まりました。福岡では2月下旬から、大阪や東京では3月上旬にピークを迎えます。 日本気象協会によると、花粉の飛散量は、多くの地域で昨年より多いものの、例年よりは少ない見込みです。
花粉症は、くしゃみや鼻水、だるさが新型コロナウイルスの症状と似ています。一方で、花粉症は目のかゆみが出ることが多く、熱はあまり出ません。
ただ、新型コロナウイルスは症状が出ない場合もあり、症状のない状態でも感染を広げる恐れがあります。花粉症と同時に新型コロナウイルスに感染しているかもしれません。自己判断せず、かかりつけ医や受診・相談センターに連絡してください。
新型コロナウイルスに関する相談・医療の情報や受診・相談センターの連絡先
(厚生労働省)
環境省の花粉症環境保健マニュアルでは、対策として以下の点を挙げています。
・マスク
花粉症環境保健マニュアル2019 図3-1 花粉のばく露を防ぐために
・メガネ
・服装
・手洗い、洗顔
・室内の掃除、換気
・花粉の多い時間帯の外出を避ける
マスク
マスクは花粉や飛沫(ひまつ)を吸い込む量を減らします。清潔な手で隙間なく着けましょう。マスクをしていても飛沫は漏れます。くしゃみをする時は、人のいない方を向きましょう。
メガネ
メガネも目に入る花粉の量を減らします。研究によると、メガネをした場合、目に入る花粉量はおよそ40%減少しました。また、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少したということです。
服装
ウールは木綿や化繊に比べて、花粉が付きやすい性質があります。服の素材に気をつけ、上着は室内に持ち込まないなど対策が効果的です。帽子をかぶると髪の毛に花粉が付くのを防げます。
手洗い、洗顔
かゆみで目や鼻をこすると、手に付いたウイルスが目や鼻の粘膜に触れて感染する恐れがあります。手洗いやアルコール消毒で手を清潔に保ちましょう。
外から帰ったら、手や顔についた花粉を洗い流しましょう。水で手をぬらした後、石けんをしっかり泡立てて、20秒以上かけて洗うと、新型コロナウイルスを十分に減らせます。特に爪や指先、指の間や手首の洗い残しには、注意が必要です。顔を洗う時は、花粉が目や鼻に入らないように気をつけ、清潔なタオルで拭きましょう。
室内の換気と掃除
空気中に漂うウイルスは換気で減らせます。しかし換気すると、外の花粉が部屋に入ってきます。そこで網戸やレースのカーテンを閉じたまま、窓を開ける幅を10cm程度にすると、部屋に入ってくる花粉を減らせます。空気中の花粉は3分ほどで床に落ちます。床に落ちた花粉は拭き掃除で取り除きましょう。
花粉の多い時間帯の外出を避ける
外出や換気は、花粉の多い日や時間帯を避けましょう。気温が高い日や風が強い日、雨が降った日の翌日は花粉の飛ぶ量が増えます。気温の高くなる正午前後は花粉が飛びやすくなります。
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