COVID-19関連ニュース(2020年11月30日~12月6日)│スワポケ新聞 Vol.19

COVID-19関連ニュース(2020年11月30日~12月6日)│スワポケ新聞 Vol.19

こちらは2020年7月〜2021年3月にかけて「とどけるプロジェクト」のnoteで連載した「週刊とどプロ新聞」を再構成した記事です。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するニュースの中から、生活に役立つものを紹介します。

視覚障害のある人を助ける「声かけ」方法とは

  • 感染対策による環境の変化で、視覚障害のある人の困りごとが増加
  • 「3密」回避のため、声かけも行いづらく
  • 感染対策を考慮した「新しい声かけ方法」も

コロナ禍に視覚障害者も困惑 開けっ放しのドア、開閉音なく分からない…「ほんの数分助けて」
(東京新聞/2020年12月1日)

視覚障害者の転落防ぐ声かけ「コロナでガクッと減った」
(朝日新聞/2020年11月30日)

消毒液の場所やレジの列…視覚障害者へコロナ禍の“新しい声かけ方法”に気づかされる
(FNNプライムオンライン/2020年12月2日)

コロナ禍における「新しい生活様式」下での視覚障害者・聴覚障害者の課題・機会・可能性に関するアンケート
(一般社団法人ダイアローグ ジャパン ソサエティ/2020年12月3日)

新型コロナウイルスの感染対策として、消毒液の設置や、レジの行列の間隔の確保、入り口のドアを開放などを行うお店が増えました。視覚障害のある人が、このような環境の変化に対応できない場面が増えています。また、感染予防に必要な距離をとるため、視覚障害のある人への「声かけ」も行いづらい状況が続いています。 

一般社団法人・盲導犬総合支援センターでは、感染対策を考慮した「新しい声かけ方法」を呼びかけています。

とどけるプロジェクトでも、視覚障害のある人に関する記事を発信しています。こちらも参考にしてください。

理由なくマスクしないタクシー客の乗車拒否、関西でも可能に

  • 国交省が、関西の19のタクシー事業者の約款変更を認可
  • 11月には東京のタクシー事業者にも同様の認可
  • 「正当な理由」なくマスクをしない乗客の拒否を可能にする内容
  • 「正当な理由」とは、病気や障害、感覚過敏、乳幼児など

マスク着けない客 タクシーへの乗車拒否を国が認可 大阪
(NHK/2020年12月5日)

タクシー乗車の際はマスクの着用をお願いします!
(近畿運輸局/2020年12月4日)

東京に続いて大阪、兵庫、京都のタクシー事業者でも、「正当な理由」なくマスクをしない乗客の拒否を可能にする約款変更が認可されました。

タクシー事業者のこのような対応の背景には、酒に酔ってマスクをせずに大声で話す利用者に対する乗務員の不安があるようです。しかし、感覚過敏などで、マスクの着用がむずかしい人もいます。

スワローポケットでは、マスクをしない「正当な理由」にはどのようなものが当てはまるのか、国土交通省とタクシー会社に取材しました。「正当な理由」とは、病気や障害のある人や、乳幼児で、感覚過敏なども含まれるとのことです。

詳細は「マスクの着用がむずかしい人のタクシー利用について、国交省とタクシー会社に聞きました」を参考にしてください。

除菌液の噴霧、厚労省が不適切と指摘 

  • イベントの感染対策として、除菌液の噴霧が行われていた
  • 除菌液の空間噴霧は、効果が不確かで人体に有害なおそれも
  • 厚生労働省やWHO、米国疾病予防管理センターも「非推奨」

コロナ除菌液噴霧 健康に懸念 厚労省「推奨されない手法は不適切」 スポーツ大会・イベントで相次ぐ
(産経新聞/2020年12月1日)

除菌液のミストシャワー、「健康に害も」「人体への噴霧は不適切」 体操大会の感染対策に厚労省や保健所が苦言
(BuzzFeed/2020年11月25日)

空間除菌が安全で有効なら、病院が率先して使うはずでは
(朝日新聞/2020年12月7日)

新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について
(厚生労働省/2020年6月26日)

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